市内百貨店で中元商戦スタート 棒二にギフトセンター開設 不況で低価格も売りに
函館市内の百貨店で中元商戦が本格化してきた。棒二森屋(若松町17)は12日、新館アネックス7階催事場に「お中元総合ギフトセンター」を開設。開店前に社員ら約70人が出陣式に臨み、景気悪化による消費の冷え込みが懸念される中、売り上げ確保へ気勢をあげた。
市内の百貨店によると、平均単価は昨年並みかやや下がる見通しで、今年は2000―3000円前後の低価格商品も手厚くそろえる。棒二森屋では特別提供品として15%割引の40品を数量限定、全国送料無料で取り扱うほか、7月6日までに申し込むと早期割引の特典も付く。
売れ筋は地場のハム・ソーセージ「カール・レイモン」や夏定番のビール、そうめんなど4000円前後が中心。道南の名産品など16品目から3セットを選ぶ「巴(ともえ)かさね」や、水産加工品を中心に20品目から5品を選ぶ「選べるギフト」も人気を呼びそうだ。
出陣式で井上裕司店長は「今年は大門地区への無料買い物バスの運行などプラス材料も多い。新規のお客様獲得に全力を挙げよう」とあいさつし、前年比3%増の売り上げ目標を掲げた。その後、函館の民族歌舞団「こぶし座」の太鼓に合わせ、「ガンバロー」三唱で気合いを入れた。ギフトセンターは8月13日まで。
市内ではテーオーデパート(梁川町10)も12日に特設売り場を開設し、1990円や2990円の均一商品や産地直送の限定商品などが並ぶ。丸井今井函館店(本町12)も7月1日からギフトセンターを設ける。各店ともピークは6月下旬から7月中旬と予想している。
提供 - 函館新聞社
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