新型インフル陰性 函館の女性は陰性と判明
函館市で新型インフルエンザへの感染が疑われた20代女性は12日、ウイルス遺伝子検査(PCR検査)の結果、陰性で、季節性インフルであることが確認された。市立函館保健所の発熱相談センターには同日、報道を受けて通常より多い26件(午後5時半まで)の相談が寄せられた。同保健所は引き続き冷静な対応を求め、手洗いやうがい、せきの症状がある場合は飛沫(ひまつ)を飛ばさないようマスクを着用するなど、通常のインフルエンザ予防対策を徹底するよう呼びかけている。
11日に疑いが持たれた女性は、札幌の道立衛生研究所が行った検査の結果、季節性のA香港型と判明した。女性の容態は回復し、12日午前には入院していた市内の感染症指定医療機関を退院。夏の観光本番を迎える函館市は、「新型インフルが入るとイメージダウンは避けられない。まずはほっとした」(観光コンベンション部)と一息ついた。
同保健所の発熱相談センターには、開設した4月26日から12日午後5時半までに897件の相談が寄せられている。12日の相談内容は、「疑いはどうなったか」や「札幌の感染者と同じルートでハワイに行ったが大丈夫か」などが多かったという。
渡島保健所では、札幌市で道内初の新型インフルエンザ患者が確認されたことを受け、12日午後に対策地方本部会議を実施。従来通りの予防対策を継続し、住民の安全・安心の確保に努めることを確認した。また、世界保健機関(WHO)が警戒度を「フェーズ6」に引き上げたが、国内では感染拡大の可能性が低いとみられることから、従来通りの対策を維持する。
渡島・桧山管内の各保健所には「発熱相談センター」が設置され、医療機関受診前の相談を呼びかけている。問い合わせは渡島保健所рO138・47・9400。八雲保健所TEL0137・47・9400。江差保健所TEL0139・52・1053、市立函館保健所TEL0138・32・1539。
提供 - 函館新聞社
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