地域経済活性化に期待…函館でプレミアム商品券30日販売
函館商工会議所などは30日から、函館開港150周年記念に合わせ、15%のプレミアム(割り増し)を付けた商品券を販売する。1枚500円の23枚つづりを1万円で購入でき、函館市内の商店や大型店などで9月末まで使える。12日から取扱店も募集し、長引く景気低迷の中、総額3億4500万円分の商品券を消費喚起に結び付けたい考え。
名付けて「函館開港150周年記念プレミアム商品券」。プレミアム分は函館市が10%、参加各店が5%を負担する。商品券の取扱店は原則、函館商工会議所と函館市亀田商工会、函館東商工会に加盟している市内の事業所が対象で、第1弾として12―19日まで参加店の申し込みを受け付ける。
商品券は30日午前10時から、市内の3商工団体やその各支所で発売するほか、棒二森屋や丸井今井函館店、テーオーデパート、長崎屋函館店、イトーヨーカドー函館店でも7月5日まで販売する。購入するのに年齢制限はないが、1人3セット(3万円分)まで。
商品券には函館の古地図「函館真景図」をカラー印刷し、偽造防止のためホログラム処理もされている。発行は計3万セット。同会議所は「少額の買い物でも利用しやすいよう1枚500円に設定した。開港150周年記念事業を盛り上げながら地域経済の活性化に役立てたい」としている。
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商品券の発売に合わせ、市内のデパートなども独自の特典を付けるなど顧客の取り込みに躍起だ。テーオー小笠原流通事業部(梁川町10)は生活応援特別企画として、30日―7月12日までの13日間、商品券1枚で550円分の買い物ができるサービスを展開。市内にあるテーオーグループのデパート本店、イエローグローブ、テーオーストアの各店、家具の菱乃実で利用できる。
このほか、丸井今井函館店(本町12)も500円単位の均一価格セールやカード会員向けのポイントサービスなどを行う予定で、「お中元商戦にも弾みをつけたい」と担当者。棒二森屋(若松町17)も「具体的には決まっていないが、何らかのサービス特典は検討中」としている。
商品券に関する問い合わせは同会議所TEL0138・23・1181へ。
提供 - 函館新聞社
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