東北で新型インフル、桧山の小中学校 修学旅行は大丈夫?
【江差】岩手・宮城両県で新型インフルエンザの感染例が相次いで確認される中、7月以降に東北地方への修学旅行が本格化する桧山管内の小中学校では、感染動向の推移を注視している。旅行日程の変更などの影響は出ていないが、各町教委が情報収集を進めている。
江差町では7月2日から16日にかけて、小学校3校が青森県での修学旅行を予定。8、9月にも中学校2校が岩手県盛岡市や平泉町などを訪れる。管内では小学生が青森県など北東北、中学生が岩手県などの南東北で修学旅行を行う例が多い。江差町教委は「感染ルートなどが解明されておらず、時期的にも余裕があるため、現時点では日程変更などは考えていない」としながらも、東北地方を中心に感染例が多発した場合には、あらためて生徒のマスク着用などの対応も検討する方針だ。
道外からの観光客や修学旅行生も多い江差町では、町の観光施設が5月上旬から、手指用消毒剤を配置するなどの対応を講じた。ある観光関係者は「東北地方で感染が拡大すれば道南への影響も避けられない。夏場の観光シーズンも目前だが、過剰反応による観光客減少などの打撃が心配」と神経をとがらせている。
岩手県では9日、盛岡市の女性店員(36)の新型インフルエンザ感染を確認。女性の勤務先には、感染が多発する、千葉県の中学生が修学旅行で訪れていた。10日に宮城県で感染が確認されたのも同市の女性バスガイド(22)。千葉県の中学生が乗った観光バスに添乗しており、別の修学旅行で滞在中の宮城県で発症した。
提供 - 函館新聞社
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