老舗の味と技ずらり 棒二森屋で大浅草まつり
東京・浅草などの老舗の味と技を集めた恒例の物産展「第35回大江戸味めぐり 大浅草まつり」が10日、函館市若松町の棒二森屋本館7階催事場で始まった。会場には下町の風情漂う笛や太鼓の囃子(はやし)が流れ、大勢の買い物客でにぎわっている。16日まで。
浅草専門店会の協力を得て毎年6月に開催している人気催事で、今年は食品28店と、工芸品34店の計62店が出店。食品では老舗のすき焼きやうなぎの弁当が人気を集めたほか、菓子職人が目の前で作り上げる芋きんつばやべっこうあめなども女性客らの目を引いていた。
工芸品では多くの店舗で職人による実演販売があり、古くから受け継がれる伝統の技に足を止めて見入る客の姿も。小づちの中に小判やさいころなど10種類の縁起物が入った土産物店では、職人の細かな手作業と小話に吸い寄せられるように店の前に人だかりができていた。
東京都出身という市内栄町の男性(74)は「懐かしいものばかりで目移りしてしまう。江戸の粋を函館で感じられるのはうれしい」と話していた。午前10時―午後7時(最終日は午後4時まで)。14日には函館の民族歌舞団「こぶし座」による獅子舞の演舞もある。
提供 - 函館新聞社
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