函館出身の音楽プロデューサーと指揮者演奏会企画。ジャンル超えた音楽の融合楽しんで
函館ラ・サール高出身で東京の音楽出版社「クラウナーズデザイン」の社長河村悦郎さんが総合プロデュースするコンサート「耽美(たんび)のためのソワレ 弦楽と合唱による新たな音楽空間」(同出版社主催)が28日午後7時半から、芸術ホール(五稜郭町37)で開かれる。河村さんの高校の先輩で、新進気鋭の指揮者として活躍する辻博之さんが率いる小編成のオーケストラをバックに、女性ボーカリストの春川しきさんが懐かしい童謡や叙情的なオリジナル作品を歌い上げ、ハートフルな音楽空間が演出される。河村さんは「開港150周年の記念すべき年に、函館の皆さんに楽しんでもらえるイベントを届けたい」と意欲を見せている。
今回のコンサートは、昨年東京で河村さんが辻さんと対面したことがきっかけ。ポップス系の音楽に携わる河村さんと、クラシック界の辻さんという、異なる世界で活動する二人だが、「ジャンルを超えた新たな音楽世界の融合に挑戦したい」と意気投合。今年に入り河村さんが、函館開港150周年を記念したイベントの開催を依頼されたことから、二人のゆかりの地である函館で異色のコラボレーションが実現することになった。
ボーカルを担当する春川さんは、河村さんのプロデュースにより昨春「終憶(ついおく)」でデビュー。透明感のある歌声で多彩なジャンルを歌いこなし、今回のプロジェクトにはうってつけの存在。辻さんが指揮する16人編成の「アミーチ・デッラ・ムジーカ・オーケストラ」の弦楽器とパーカッションの響きとともにスケール豊かな音楽世界をつむいでいく。
また、クラシックとポップスの融合というテーマの重要な鍵を握る編曲者には、映画音楽やCMなどで活躍する杉本優さんが選ばれた。河村さんは「各部門に自分の信頼する素晴らしいメンバーがそろえることができた。自分の感性を育んでくれた函館の地で、美しい音楽ステージを届ける機会が与えられたことに感謝。一人でも多くの人たちに、足を運んでほしい」と来場を呼び掛けている。
入場料は3500円。チケットはヤマハミュージック函館や松柏堂各プレイガイドで取り扱う。問い合わせは橋本さんTEL090・3772・9223。
提供 - 函館新聞社
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