本年度初の移動市長室

 本年度初めての移動市長室(函館市、函館市町会連合会主催)が8日、市民会館(湯川町)で開かれた。市政報告で西尾正範市長は、開港150周年の年であることをPRしたが、市政についての懇談では運営費用に充てる市民募金の集め方や時期などについて苦言が噴出した。

 市政に対する地域住民の生の声を聞こうと、毎年度地域ごとに開催している。今回は市町連の東央地区(湯川町や日吉町、旭岡町などの49町会)が対象。約55人の市民が参加した。市職員は、工藤寿樹副市長や多賀谷智教育長、渡辺宏身企画部長らが出席した。

 開港150周年記念事業については、突然市民募金についての資料と領収書が送られてきた男性が「市から十分な説明がなく、寄付を集めようにも、何に使うかなど説明を求められても理解させられなかった」として、市の対応の不十分さを指摘。別の男性も「ほかの募金もあるので、急に集めるのはやめてほしい」と苦情を伝えた。

 これに対し西尾市長は「町会には啓発を兼ねて活動してもらったが、混乱が生まれたことについてはおわびする」などと陳謝した。

 このほかの質問では、市議会や委員会を傍聴する時の駐車料金の扱いについて「特別委員会が空転したときなどは困る。議会では長らく継続審議となっているが、無料にしてほしい」と要望。西尾市長は「議会と相談して検討したい」と答えた。

 本年度の移動市長室は今後、残る4地区で順次開催する予定だが、時期や場所などは未定。

update 2009/6/9 12:39
提供 - 函館新聞社


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