実りの秋 思い描いて…道南四季の杜公園で「田植え体験」

 道立道南四季の杜公園(函館市亀田中野町)で7日、田植え体験会が行われた。親子連れら約40人が参加。田んぼの泥に足をとられながらも、丁寧に苗を植えていった。

 同公園内には27ヘクタールの水田があり、市内の農家・澤谷鉄弥さんの管理によって無農薬のふっくりんこときらら397を栽培している。このうち田植えと稲刈り作業については毎年市民の参加を募っていて、この日は幼児から60代の夫婦まで世代を超えた顔がそろった。

 澤谷さんから田植えの説明を受けた後、参加者は裸足になって田んぼに足を踏み入れた。初めて味わう泥の感触に最初は悲鳴を上げていた子どもたちも、すぐに「ぬるぬるして気持ちいい」とご機嫌の様子。バランスを崩し転倒し、背中まで泥だらけになりながらも「汚れることなんか気にしない」と元気いっぱいの女の子の姿も見られた。

 夫婦で参加した市内北美原の仲野政昭さん(65)と康子さん(64)は「田植えはもちろん初めてだったが、泥んこにまみれるのも何十年ぶりの体験。思ったより重労働だったけど楽しかった」と笑顔。母親と参加した鍵谷慧介君(函館北美原小4年)は「早く秋になって収穫するのが待ち遠しい」と目を輝かせていた。

 同公園の中村貢所長は「子どもたちが夢中で作業する姿に感動した。これをきっかけに自然然環境の素晴らしさと食物を大切にする心が育ってくれればうれしい」と期待していた。

 同公園では、10月4日に稲刈りを行い、同25日に米を試食する収穫祭を予定している。

update 2009/6/8 10:43
提供 - 函館新聞社


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