充実の食品館 棒二森屋が改装オープン
今年で創業140周年を迎える函館市若松町の老舗百貨店、棒二森屋(井上裕司店長)の本館地下1階の食品売り場が6日、リニューアルオープンした。午前10時の開店前から約400人が並び、数量限定の特売品を求める買い物客らでにぎわった。
食品売り場の改装は1997年以来12年ぶりで、直営部分約1330平方メートルとテナントの専門店をほぼ全面リニューアルした。品ぞろえを従来の約2倍に増やし、系列のイオンやダイエーのプライベートブランド(PB)商品のほか、少量・少単位の生鮮品や総菜類を充実させたのが特徴だ。
この日は開店と同時に買い物客がどっと押し寄せ、レジ前には会計を待つ長い列ができた。市内宝来町の主婦(56)は「店内が明るくなって買いやすくなった。価格も大事だが、店の雰囲気も決め手の一つ」と話し、買い物かごいっぱいに商品を詰め込んでいた。
市内では食品スーパーの新規出店が相次ぎ、同店の食品部門も「1割以上の顧客が流れた」(食品部担当者)という。周辺地域には高齢者や少数世帯が増加していることから、井上店長は「地域のニーズに応え、日常的に利用していただける商品展開や価格設定にした。多くの方に愛される売り場を目指したい」とPRする。
食品館の初年度の売り上げ目標は約7億円。7日にも商品を購入したレシートを提示した先着500人に紅白の大福が提供される。オープン記念セールは10日まで。問い合わせは棒二森屋TEL0138・26・1211。
提供 - 函館新聞社
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