みのりがテクノパーク進出 新社屋10月完成予定

 函館市のIT(情報技術)関連向けの企業用分譲地「函館テクノパーク」に、市内昭和4の情報サービス業「みのり」(加藤進社長)が移転する。市と同社が2日、市役所で土地売買の仮契約を結んだ。同社は分譲地に新社屋を建設する予定で、土地購入面積は1区画分737.78平方メートル、売買額は約1844万円。6月に開かれる市議会定例会の議決を経て正式な契約となる。同用地が分譲されたのは2005年以来約4年ぶり。

 同社は1998年、加藤社長がホームページ作成やパソコン修理を行う事業として起業し、2001年8月に法人化した。昭和2の本社のほか市内4カ所に事務所を構え、パソコン設定のサポートやホームページを利用した通信販売業務なども手掛ける。現在、従業員は約100人。

 近年、積極的に従業員を採用し、事務所が手狭になったことから、本社を含め3カ所を集約し移転を決めた。市が本年度から分譲価格を1平方メートル当たり4万1830円から2万5000円と約4割引き下げたことも決め手となった。このほか、駐車場スペースとして726.54平方メートルを年間26万4817円で借りる。

 7月に新社屋の工事に着工し、完成予定は10月。

 西尾正範市長は「非常にうれしく思う。さらに企業の誘致を進めていきたい」と期待を込め、加藤社長は「新社屋は今までの倍の広さになる予定。事務所の集約によって社員同士のコミュニケーションも構築していければ」と話している。

 同分譲地の総面積は24区画2万4868平方メートル。売り払い面積はみのりを含め8社11区画9491平方メートル、貸し付け面積は3社4区画で4374平方メートルで、売り払い、貸し付けを合わせた土地利用率は55%となった。

update 2009/6/4 10:38
提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです