情報公開請求92人 貿易センター、クレーンなど
函館市は2008年度の情報公開制度と個人情報保護制度の利用状況をまとめた。情報公開制度に基づく公文書の公開請求者は92人、請求内容に該当した公文書は2821件だった。請求者は前年度の147人によりも4割近く減った。
2821件のうち、公開されたのは2268件、プライバシー保護などの理由で一部非公開となったのは394件、非公開が154件、申請者の取り下げが5件。
対象となった公文書は、不正経理問題が発覚した市の第三セクター「函館国際貿易センター」関係の文書が476件と目立った。市長交際費の関係は277件、議会の政務調査費関係が220件など。函館どつくに売却された大型クレーンに関するものや、一部外観を残して解体される弥生小学校校舎に関する文書の請求もあった。
非公開、一部公開などの決定に対する不服申し立ては1件あり、市公文書公開審査会は過去の不服申し立てと合わせて3件の答申をした。不服申立人の主張を一部認めたのが2件、却下が1件。
個人情報保護制度の運用状況は、3月31日現在で2937件。市が新たな業務などで個人情報を収集する場合などに取られる手続きで、市長部局が2128件と全体の7割を占める。
市から他の官公庁へ提供された個人情報は8万3174件で、多くは税や福祉関係。市民税課が4万1431件、中央福祉事務所介護高齢福祉課が1万6698件など。
自身に関係する個人情報の開示請求は10件あり、8件が開示、1件が一部開示。1件は請求者が取り下げた。
情報公開請求、個人情報開示請求は市役所6階、文書法制課が窓口となり、原則として14日以内に開示するかどうか決定する。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。