道教委の公立高配置計画案 2010年度から南茅部高が地域キャンパス校に
道教委は2日、2010―12年度の公立高校配置計画案を公表した。渡島管内では、南茅部が10年度から「地域キャンパス校」となることが示された。今回初めて示された12年度計画では、渡島・桧山両管内とも新たな再編や学級削減案は見られなかった。道教委は今後、道内各地で検討協議会を開き、9月上旬に正式決定する。
配置計画は、中卒者の増減状況や進学希望者数などを踏まえ、学校数や学級数の適正化を計る目的で、07年度から毎年、翌年度以降3年度分を公表している。道内の12年度の中学校卒業見込み数は4万790人で対前年比29人増と2年ぶりに増加。このうち渡島管内は3822人で同2人増、桧山管内は362人で同22人増と、ともに微増となっている。
南茅部は、09年度の入学者選抜で2学級を募集していたが、予定を大幅に下回ったため、既に1学級に削減された。同校地域では他の高校への通学が困難であるとともに、地元からの進学率が高いことから、10年度からの地域キャンパス校に指定された。同校では、センター校である函館中部からの出張授業や通信機器を活用した教育活動への支援により教育環境の充実を図る。桧山管内の桧山北も本年度の入学者数が少なかったことから、3学級から2学級に削減されている。
このほか、渡島管内ではすでに10年度の木古内募集停止と函館商業の学科転換による学級減(6→5)、11年度の函館西(5→4)、函館稜北(5→4)、長万部(2→1)の学級減が示されている。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。