函館タナベ食品がモンドセレクションで6冠
水産加工の函館タナベ食品(函館市桔梗5、田辺元久社長)は、本年度の国際的な食品コンクール「モンドセレクション」で、出品した6品すべてが銀賞以上を受賞した。このうち「いかしゅうまい」など3品が最高賞に当たる最高金賞に輝き、田辺社長は「函館の『うまい』が世界に認められた」と喜んでいる。
最高金賞の「いかしゅうまい」は同社の主力商品で、道南近海のマイカのすり身と切り身を使い分け、ふんわりとした口当たりが特徴。「かにしゅうまい」「帆立しゅうまい」もズワイガニの身や噴火湾産のホタテなど素材にこだわり、2年連続の最高金賞の快挙を成し遂げた。
今年の新製品「まるごといかしゅうまい」は初出品で銀賞を受賞。マイカの耳や足、軟骨なども練り込み、濃厚で風味豊かな味わいに仕上げた自信作だ。このほか、地場産昆布などで味付けした無着色の「たらこ」「明太子(めんたいこ)」も金賞に輝き、地元食材にこだわった商品で計6冠を獲得した。
同社は創業2年目の2005年度からモンドセレクションへの出品を続けていて、田辺社長は「函館ブランドを全国に売り込み、10年連続金賞以上受賞で贈られるクリスタルトロフィーを目指したい」と今後の挑戦を続けるという。商品は道内の主要な空港や駅、全国各地の物産展のほか、通信販売もしている。
モンドセレクションは食品の品質向上を目的に1961年にベルギーで始まり、毎年世界各国の食品メーカーから5000点以上が出品され、「食のオリンピック」ともいわれる。審査は有識者が品質や味、原材料などの項目で審査し、点数ごとに最高金賞、金賞、銀賞、銅賞が授与される。
提供 - 函館新聞社
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