函館高専がノーステック財団と業務提携

 函館高専(岩熊敏夫校長)は28日、札幌市の道科学技術総合振興センター(ノーステック財団、近藤龍夫理事長)との業務提携契約に調印した。同高専と地元企業との情報交流や研究を進める過程で必要となる助成金の獲得を同財団が支援し、道南地域での産学官連携をさらに進める考えだ。

 業務提携は高専の持つ研究データを、同財団のノウハウを生かして地域企業の研究ニーズに結びつけ、地元経済の活性化を図るのが目的。

 契約は、同財団が高専と他の研究機関や地元企業との情報交換の場をコーディネートするほか、企業との共同研究の仲介、さらに行政機関からの研究助成金などの獲得支援などを行うとしている。来月にも具体的な事業内容についての覚書を交わす予定だ。

 この日は同財団の常俊優専務理事ら3人が学校を訪れ、契約書に調印した。岩熊校長は「今回の提携で企業や高等教育機関との連携をより一層強め、地域社会に貢献したい」、常俊専務理事も「高専は地元に根づいた実学に強い学校。産学官連携を推進し、函館の経済活性化に役立ちたい」と話した。

 同財団はこれまで釧路、苫小牧の各高専と同様の契約を締結。来月には旭川高専とも契約する方針だ。岩熊校長は「各高専とも連携し、函館はもちろん道内全体での産業振興を図りたい」としている。

update 2009/5/29 11:28
提供 - 函館新聞社


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