春色ジュースお試しあれ ベジフル函館が野菜ジュースのレシピ考案
通称「野菜ソムリエ」と呼ばれるベジタブル&フルーツマイスターの有資格者らでつくる「ベジフル函館」(川●保江代表)が春の野菜を使った「ベジフル春色ジュース」を考案した。家庭でも手軽に作って野菜を取り入れてもらおうとレシピを公開。「年度初めの新しい生活が始まり、ちょっぴり緊張した心と体の疲れの解消に、活力を与える春のフレッシュジュースをぜひお試しください」とPRする。
ベジフル函館は昨秋から四季ごとに旬の野菜や果物を取り入れたジュースのレシピをつくり、広めている。春は今が旬の道南産の白カブをはじめ、ルビーグレープフルーツ、赤パプリカを使用。野菜や果物の色素などに含まれている機能性成分「フィトケミカル」の効果に着目し、春らしくストレス解消や癒やし効果のあるピンク色に仕上げた。グレープフルーツのダイエット効果に期待し、あえて糖分は加えず酸味を生かしたさっぱりとした飲み口にした。ビタミンCが豊富で代謝促進、胃もたれ解消、免疫力を高めるなどの効果が期待できる。
ベジフル函館は、中島廉売で夫と青果店を営む川●さん(44)らジュニアマイスター(初級)の有資格者4人が中心となって昨年8月に発足。日本ベジタブル&フルーツマイスター協会(東京)が認定する民間資格で、青果物のおいしさや、その魅力を引き出す調理方法などを分かりやすく伝えるコミュニケーション力を併せ持つスペシャリストだ。
会員22人のうち有資格者は11人。このうち7人は2月に函館で初めて行われたジュニアマイスター試験で資格を取得したばかり。今回の春色ジュースづくりには市内の看護師、千葉真喜子さん(54)、保育園の調理員、熊谷美穂さん(41)、北斗市の主婦、星野亮子さん(47)の3人も初参加した。星野さんは「野菜の効果を知り、健康的な食事作りの参考にしたい」、千葉さんは「仕事で患者さんに野菜の上手な取り入れ方を伝えたい」、熊谷さんは「子どもたちの食育に役立てたい」と活動に意欲を見せている。
ベジフル函館への問い合わせは川●代表TEL0138・51・7960(午後3時―同6時)へ。
●は立つの崎
【レシピ】
〈材料・2人分220ミリリットル〉ルビーグレープフルーツ200グラム(約半分)、白カブ60グラム(約半分)パプリカ(赤)20グラム(1/4個)
〈作り方〉グレープフルーツは厚皮をむき、薄皮はそのままにして小房に分ける。白カブは皮をむかず、パプリカは種を取った後でいずれもくし型に切り、全材料をジューサーに入れる。ジューサーがない場合は白カブ、パプリカをおろし金ですってガーゼで絞り、グレープフルーツの絞り汁に混ぜてもよい。
〈栄養価〉代謝を促すカリウム(グレープフルーツ)、消化を助けるアミラーゼ(白カブ)、血管を丈夫にするビタミンPとカロテン(パプリカ)のほか、いずれも免疫力向上、疲労回復などの効果が期待できるビタミンCを含む。
提供 - 函館新聞社
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