寺田さんがポストカード作成、無料で配布
函館市堀川町の寺田昭吉さん(67)は、来月1日の「写真の日」にちなんで、自らが撮影し続けてきた函館市内の風景写真を使った手作りのポストカードを作成し、来店客らに無料で配布する取り組みを始めた。寺田さんは「函館の良さをPRするのに使ってもらえれば」と話している。
時計店を営む傍ら、仕事の合間を縫って5年ほど前から本格的に写真撮影を始めたという寺田さん。愛用のデジタルカメラを手に、教会群や函館山の夜景、撤去が決まった旧函館ドックの大型クレーンなど、市内の観光名所の移り行く風景を収めてきた。
2年前にも撮影した写真を使ってポストカードを作り、1枚100円で販売した経緯があるが「写真の日に加え、開港150周年を迎えたこの機会に、函館を広く売り込もうと思った」と、無料での配布に踏み切った。
ポストカードに使う写真は、膨大な数の作品の中から自信作をチョイス。昨秋に啄木小公園で撮影した作品が特に気に入っているといい、函館山をバックに、朝日が昇る様子と石川啄木像を絡めたもので、鮮やかな赤の色彩が特徴的な1枚だ。
配布にあたり約50枚を作成したが、カードに写真を直接貼り付けているのが、寺田さんのこだわり。現像した写真の質感を、手に取った人にそのまま感じてもらう趣向だ。
希望者には5枚セットで配布する。寺田さんは「誰かに手紙を出す際に使ってもらい、函館をアピールしてほしい」と話している。問い合わせは寺田時計店TEL0138・53・0145。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。