新型インフル、発熱相談センター24時間対応に
函館市新型インフルエンザ対策本部(本部長=西尾正範市長)の幹事会が25日、函館市役所で行われた。市立函館保健所は、22日に確認された国の基本的対処方針を踏まえ、市立函館保健所に設置した発熱相談センターの受け付けを、この日から完全に24時間対応とすることを報告。これまで通り市内での感染拡大防止に努めるよう要請した。
幹事会では、関係機関の課長級職員が現場レベルの対応を確認する。同保健所の山田隆良所長は、23日に同市としては初めて新型インフル陽性の疑い事例に対応したことに触れ「万が一、新型インフル陽性だったことを想定すると、各機関が連携し迅速に対応できたことは良かった。今後も疑わしい場合は速やかに相談センターに連絡するよう周知を徹底してほしい」と引き続き協力を求めた。
同保健所の佐藤尚之保健企画課長が、今後の方針を詳しく説明した。大阪など急速に患者が増加する地域は重症化の防止に重点を置くが、感染の初期段階で患者発生が少数の場合は、これまで通り感染拡大防止の対応をすることを確認。事態が急変した場合に備え、学校や社会教育施設などの休校措置について「どのように対応するか各部局で検討を進めてほしい」とし、感染者が増えて欠勤が多くなった場合の事業継続の検討も求めた。
発熱相談センターは、これまで午後9時から翌日午前9時までは転送電話で対応していたが、この日から同保健所に看護師2人を常駐させ、完全に24時間対応とする。同センターへの相談件数は国内発生以降、急激に増え、4月26日の開設から24日までに寄せられたのは564件となった。同保健所の発熱相談センターはTEL0138・32・1539。
提供 - 函館新聞社
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