イカ学研究会、資源などテーマに講演会

 イカにかかわる調査、研究を行う組織「函館イカ学研究会」(世話人・桜井泰憲北大大学院水産科学研究院教授)の2009年イカ資源評価と予測に関する講演会が25日、函館国際ホテル(大手町)で開かれ、市民ら約220人がイカにかかわる専門家らの研究成果を聴講した。

 最初に桜井教授が「スルメイカの生態と資源」について講演した後、水産総合研究センターや函館水産試験所の研究職員がスルメイカや外洋イカの資源動向などをテーマに調査結果や研究成果を発表した。

 同試験所調査研究部の澤村正幸主任研究員は、津軽海峡を通じたスルメイカの移動や漁況への影響について考察。2006―08年の3年間で、日本海側で秋に生まれたイカの移動状況を調べた結果、低水温の親潮の勢力が強かった06、08年は津軽海峡でのイカの水揚げが比較的少なかったことなどを明らかにし、「太平洋側の北上期水温分布と関係している可能性がある」と述べた。

update 2009/5/26 12:37
提供 - 函館新聞社


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