移住者が市民と情報交換

 函館市地域交流まちづくりセンター(末広町4)に今月1日から移住者の支援を目的に開設された「移住者サポートセンター」の移住者交流会が23日、同まちづくりセンターで開かれた。主に函館在住歴2、3年の人と移住者を支援する市民ら約40人が出身地域ごとに分かれ情報交換を繰り広げ、親交を深めた。同センターは今後、毎月1回交流会を開き、移住者の仲間作りやまちづくり活動の参加を後押していく方針。

 同サポートセンターの業務はNPO法人「NPOサポートはこだて」(山内一男理事長)が市の委託を受けて運営。相談や情報発信などを通して移住者を支援している。

 交流会は支援業務の一環としてこれまで2006年から年2回程度開かれていたが、移住者同士で親密な付き合いが築きにくいなどの課題が指摘されていた。同法人への委託を機に、参加者が自由に発言できる場を設けるなどし、従来のやり方を改めた。

 交流会では、はじめに市企画部の仲村公志移住化促進担当参事、同法人の丸藤競事務局長があいさつ。続いて、市議会議員で移住者でもある三遊亭洋楽さんや移住アドバイザーが、自身の経験談などを語った。

 その後、参加者は出身地域ごとに3グループに分かれて、情報交換。函館に移住した経緯や実際に住んだ印象、自分の特技・趣味などを語り合い、「グループに分けないで皆で話し合いたい」などの意見も挙がった。

 今年1月に埼玉県越谷市から函館に移り住み、戸倉町にコミュニティーカフェを営む國分晋吾さん(26)は「他の人の話を聞き、移住者が作るまちづくりの可能性を確認できた」と感想。移住アドバイザーの森満さん(67)は「移住者にはまずは自分のやりたいことを見付け、続けてほしいとアドバイスした。仲間作りはまちづくりにもつながる」と話した。

 今後の交流会に向けて丸藤事務局長は「まちの宝である、移住者の活躍機会につなげていきたい」と述べた。次回は6月20日に開く予定。

update 2009/5/24 11:24
提供 - 函館新聞社


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