函館市議会、大間町議と航路存続へ意見交換
青森県大間町議会の議員9人が22日、函館市議会を訪問し、存続が危ぶまれている函館―大間間のフェリー航路存続について意見交換した。市議会の吉田崇仁議長は「航路存続に向けて連携、協力し、知恵を出し合わなければならない」とあいさつ。同町議会の竹内弘議長は「われわれは“命の航路”と位置付けており、お互いに存続のために頑張りましょう」と協力を求めた。
1月に函館市議会の当時の正副議長と吉田議員が大間町議会を訪問し、航路存続に向けた協力を伝えた際、意見交換の提案があり実現した。大間町議会からは、10人中9人の議員と議会事務局職員ら計12人が来庁。函館市側も議員や職員らが出迎えた。
吉田議長は、この日の市議会臨時会で可決した「『函館―大間』フェリー航路の存続に関する決議」を読み上げ、協力する姿勢であることをあらためて強調。町議会側は決議に感謝し、「航路が国道の延長であり、災害時の避難道であることを国に認識してもらうため、ともに行動してほしい」と協力を求めた。
これに対し市議会側からは、同町をはじめ下北半島から市立函館病院に多数の患者が来ることから「存続について一緒に調査、研究したい」との意見があったほか、国の交付金活用の可能性を提案したり、フェリー会社の経営状態把握の必要性を指摘する声があった。
提供 - 函館新聞社
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