鹿部道路再開へ期成会、地域の特殊性訴える
函館広域幹線道路整備促進期成会(会長・西尾正範函館市長)の本年度総会が21日、函館市内のホテルで開かれた。国土交通省が本年度の整備を凍結した国道278号鹿部道路(鹿部町大岩―同町本別間7.7キロ)の再開に向けて、防災や海産物輸送など地域の特殊性を加えて再評価してもらえるよう運動していくことを決めた。
同期成会は函館、北斗、七飯、鹿部、森、厚沢部の6市町で組織。事務局の函館市土木部が本年度の事業計画として、函館新外環状道路や国道5号函館新道、国道278号など6路線の整備状況を説明し、早期完成を求めていくことを決めた。
鹿部道路について、国は費用対効果の観点から凍結。効果を測る指標は交通事故の減少や交通利用量、時間短縮などであることから、鹿部町の川村茂町長が「駒ケ岳噴火時の避難道路などの特殊性を評価項目に入れてもらいたい」と提案し、了承された。
西尾会長は「新外環状道路が着工の運びとなり、何としても6年後の北海道新幹線開業までに完成させる意気込みで臨みたい」とあいさつ。函館開発建設部の木村邦久部長と渡島支庁の寺山朗支庁長も「新幹線の開業効果を高める上で高規格道路や高規格幹線道路の整備は不可欠で、地域の方々の熱意という後押しを受けて東京に訴えたい」と述べた。
提供 - 函館新聞社
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