日米交歓ガラコンサート 友好の歌声響く

 函館開港150周年、ペリー提督来航155周年記念「石田雪子with函館MB混声合唱団 日米交歓ガラコンサート」(函館日米協会主催)が19日、市芸術ホールで開かれた。アメリカ在住のソプラノ歌手で音楽博士の石田雪子さんと世界的ピアニストデービッド・アントニー・ロフトンさん(米)が出演。完成度のある熱演で大勢の来場者を楽しませ、日米の友好の和を深めた。

 開港後の函館に入ってきた西洋音楽を研究している石田さんは18日、函館市役所を訪れ、市観光大使の任命を受けた。演奏会には、石田さんと共演したことがある函館MB混声合唱団、石田さんが指揮するニューマン大学合唱団(米)、函館のピアニスト畑中佳子さんも出演した。

 全員による両国の国歌斉唱で幕開け。第一部では函館MB混声合唱団が、畑中さんのピアノに乗せて「夕焼け小焼け」「赤とんぼ」など昔懐かしい童謡13曲で美しいハーモニーを響かせた。

 石田さんとデービッドさんは第二部に登場し、グノーの「アヴェ・マリア」やガーシュインの「サマータイム」などを熱演。石田さんの美しい歌声に会場からは惜しみない拍手が送られ、最後は出演者全員で賛美歌「アメージンググレイス」などを歌った。

 演奏会に先立ち、石田さんらはこの日の午前、同協会の野田義成会長らと函館市西部地区の外人墓地(船見町)、ペリー広場(弥生町)を訪れた。外人墓地ではペリー提督とともに来航し、函館で亡くなった水兵の墓前で祈りを捧げ、アメージンググレースなどを歌った。

update 2009/5/20 09:45
提供 - 函館新聞社


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