江差町 イチゴ生産者支援…雇用対策交付金を活用
【江差】江差町は、生産額が低迷している「高設イチゴ栽培檜山方式」を導入したイチゴ生産者に対する支援事業を実施する。国の第2次補正予算に盛り込まれた雇用対策交付金を財源に、総額1797万円の事業費を計上し、栽培環境や品質改善に向けた調査業務、新商品開発を視野に入れた支援を行う。
15日の第3回臨時町議会で、関連予算の専決処分を承認した。町農業担い手育成協議会に委託する「戦略作物拡大業務」は、国のふるさと雇用再生特別対策事業交付金を活用。イチゴの栽培技術向上に向けたデータ収集や分析を進める。事業費は人件費を中心に1312万円を計上。雇用人数は7人。雇用期間は本年度末まで。
町内の農業生産法人グリーンネット・恵(めぐみ)を委託先とする「農産物新商品・販路開拓業務」は、国の緊急雇用創出事業交付金が財源。イチゴの規格外品を活用した新商品開発や販路拡大を進める。事業費は484万円。雇用人数は5人。雇用期間は今月から9月末まで。
町は本年度、イチゴ生産者を対象に、事業資金の無利子融資のほか、農業用水の水質改善を目的に利用した水道料や土壌診断に要した費用について、それぞれ2分の1以内で補助金を交付するなどの支援策を講じ、生産額が伸び悩んでいるイチゴを戦略作物として定着させたい考えだ。
臨時会では、江差追分会館隣接地に建設する「山車会館(仮称)」の設計委託費に450万円を計上した、総額586万円の一般会計補正予算案を可決。補正予算など7件の専決処分を承認し、同日閉会した。
提供 - 函館新聞社
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