ドナーへ感謝 サクラに込め…骨髄移植1万例で記念植樹
骨髄移植1万例、さい帯血移植5000例達成を記念し、NPO法人全国骨髄バンク推進連絡協議会(東京、大谷貴子会長)が全国の関係者とともに沖縄から北上してサクラを植える「全国リレー記念植樹会」が9日、函館市高松町の空港緑地高松梅園広場で開かれた。同法人と函館骨髄バンク推進協議会(藤岡敏彦理事長)の関係者、函館東、海峡各ライオンズクラブ会員ら60人がドナーへの感謝と骨髄バンクのさらなる発展への願い込めて植樹した。
1993年1月に日本で初めて骨髄移植が実施されて15年目、97年2月に国内初の非血縁者間さい帯血移植から11年目の昨年12月初めに各移植数を達成した。ドナーや出産した母親と赤ちゃんに感謝の気持ちと、移植のチャンスを得られなかった「命」に思いをはせ、2月3日の沖縄を皮切りにリレー形式で全国30カ所で植樹する「ありがとうキャンペーン」を展開。道内では函館、札幌、釧路で実施され、22日の東京で終了する。
函館では30本のエゾヤマザクラを植樹し、市から感謝状が授与された。この日は同法人の野村正満会長、函館骨髄バンク推進協議会の後藤曄副理事長らに続いて、元患者の角尾眞美さん(46)と牧野泰彦さん(42)、ドナーの田中幸憲さん(53)と川上由紀美さん(40)が植樹。角尾さんと牧野さんはドナーに感謝の気持ちを示し、「すべての希望する患者さんに移植できるようになれば」と骨髄バンクの発展に期待を込めた。
18、19の両日午前9時―1同11時40分・午後零時45分―同4時半、市役所正面の函館赤十字血液センターの献血車で骨髄バンクのドナー登録会も行われる。
提供 - 函館新聞社
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