青空に笑顔満開…子供の日 市内で催し
5日の「こどもの日」に合わせて函館市内各地では、自然の中でのラリーやコンサートなど、親子が一緒に楽しめる催しが行われた。温かな日差しの下で笑顔がはじけた。
○…市内の児童館利用者を対象にした「交流フェスティバル」(函館市中央福祉事務所子ども未来室など主催)が、函館市上湯川町の市民の森で行われ、親子や児童館職員ら182人が参加した。
メーンのネイチャーラリークイズでは、約16ヘクタールの敷地内を隅々まで歩き、8つのチェックポイントを回った。事前に渡されたクイズの答えが各場所で分かるようになっており、「アジサイの名前を3つ書きなさい」の設問では、アジサイ園に設けられたプレートを見ながら「エゾアジサイだよ」などと教え合った。
参加した福地凪紗さん(函館旭岡小3年)は「たくさんの種類のアジサイがあった」と話し、「今日はおやつが楽しみ」と喜んでいた。
○…五稜郭タワー(函館市五稜郭町)は、タワーに付属するアトリウムで親子で行うたこ揚げを企画した。はこだて日本の凧の会(秋山修世代表)の会員8人が指導に当たり、約20組の親子が直径50センチほどのポリシート製のたこ作りに挑戦。タワーのイメージキャラクター「GO太君」を張り付けて完成させた。
続いて、五稜郭公園内でたこ揚げを行ったが、園内では風をとらえるのに苦労した。会員にこつを教えてもらいながら何とか揚がると、子どもたちは歓声を上げて糸の先を見つめていた。大村歩夢君(函館南本通小2年)は、「やっと揚がってうれしかった。帰ってからも遊びたい」と話していた。
○…道立函館美術館(函館市五稜郭町)はミュージアムコンサート「親子コンサート」を、同館前庭で開催した。函館白百合学園の吹奏楽団(中村香澄部長)メンバー56人が、合唱を交えた演奏を披露。花見に五稜郭公園を訪れた市民や観光客らから、大きな拍手が送られた。
コンサートは2回行い、8人によるサックスアンサンブルで「インザムード」を、クラリネットアンサンブルで「崖(がけ)の上のポニョ」、合奏「テキーラ」などを演奏。表現力を高めるために取り組む合唱は、アンジェラアキ作詞・作曲の「手紙」を全員で熱唱し、澄んだ歌声で観客を魅了した。
提供 - 函館新聞社
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