亀田病院・佐藤さんが「日本臨床衛生検査技師会」会長賞に

 亀田病院(函館市亀田本町23)に勤務する臨床検査技師の佐藤周一さん(82)がこのほど、日本臨床衛生検査技師会(本部・東京)の会長賞を受賞した。半世紀にわたり検査業務に尽力した功績をたたえての表彰で、佐藤さんは「受賞を糧にさらに精進していきたい」と喜んでいる。

 佐藤さんは1954年から、市内元町の高橋病院に勤務。仕事を続けながら60年に衛生検査技師、71年には臨床検査技師の免許を取得し、病気の経過観察や重大な病気の早期発見などに努めてきた。85年11月に同病院退職した後も、亀田病院に再就職し、今も現役の検査技師として活躍する。

 検査は治療の入り口とも言われ、検査結果によって医師の治療方針が定まっていく重要な要素。佐藤さんは「縁の下の力持ちと言われることもあるが、若い人たちには医師や看護師の踏み台となって臨床現場を支えろと言います」と話す。

 検査機器は日々急速に進歩しているが「常に画像やデータの分析を怠ってはいけない。機器の性能が良くなっても自分の目で確かめ、技術向上に努めなければ」と佐藤さん。検査技師として長く勤めてきた秘けつについて「笑顔を絶やさないこと、早起きをして朝一番の新鮮な空気を取り込むようにしている」と話し、「人のために尽くすことができたと実感できるまで続けていきたい」と生涯現役を誓っている。

update 2009/5/6 15:16
提供 - 函館新聞社


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