本場の歌と踊り 堪能…江差追分会館にぎわう
【江差】江差追分会館(中歌町193)では大型連休中、歴代の江差追分全国大会優勝者による江差追分とともに、町内に伝わる多彩な郷土芸能を実演している。4日も大勢の観光客が、本場ならではの江差追分やニシン漁で栄えた往時の江差をほうふつとさせる郷土芸能を堪能した。
実演は同館最大の呼び物。連休後半4日も大勢の観光客でにぎわった。この日は第17回全国大会優勝者の萩原克彦さんが出演した。「国を離れて 蝦夷地が島へ ヤンサノエー」で始まる、江差追分の前唄、続いて「鴎の鳴く声にふと目を覚まし」の歌詞が有名な本唄、後唄と通して披露。萩原さんが、檜山を代表する民謡・ソーラン節を熱唱すると、大勢の観客も元気のよい「ハイ!ハイ!」という掛け声と手拍子が上がり、会場を沸かせた。
続いて、町内の五勝手地区に伝わる「江差鮫(さめ)踊り」(町指定無形民俗文化財)も上演された。保存会のメンバーが、漁場を荒らすサメを退治する様子をにぎやかな歌と踊りで演じた。旭川市から訪れた男性(67)は「江差追分とともに多くの郷土芸能がある事を知ることができて良かった」と笑顔で話した。
江差追分の実演は10月下旬まで。午前11時、午後1時、同2時半の1日3回。郷土芸能は5日に「江差沖揚げ音頭」、6日は「江差もちつきばやし」を午前11時と午後1時に上演する。10日、17日、24日、31日は、町内の女性たちが伝承する「江差追分踊り」も披露する。問い合わせは同会館 TEL0139・52・5555へ。
提供 - 函館新聞社
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