春の江差いにしえ夢開道が開幕
【江差】江差町のいにしえ街道を舞台とする観光イベント「第17回春の江差いにしえ夢開道(ゆめかいどう)」(実行委主催)が3日に開幕した。多彩なイベントが繰り広げられている街道内は大勢の観光客でにぎわっている。
街道内では商家や古い民家に伝わる、古い和服や由緒ある装飾品を軒先に展示する「江差・着もの語り」(5日まで)が行われている。民家の玄関先や軒下では、住民が語り部となり、由緒ある和服や家宝の掛け軸などの由来を観光客に解説した。町内の商店主らが軽食や飲み物を提供する屋台村、江差追分をはじめとする民謡ショーもにぎわった。姥神大神宮前広場では、町民有志でつくる「江差追分を応援する町おこしの会」(桑名秀雄会長)のメンバー20人が、町の無形民俗文化財に指定されている「江差追分踊り」を披露。色鮮やかなアイヌ民族の衣装を身にまとった踊り手が、優雅な踊りで観光客を魅了した。
桧山管内でもETC(自動料金収受システム)搭載車の高速料金割引き効果もあって観光施設の入り込みは好調。江差回りで松前町に向かう花見客も加わり、管内の国道227号、228号も混雑ぎみ。江差町の観光施設は「昨年を上回る観光客が訪れている。連休後半のスタートはまずまずの手応え」と話している。
街道内では、4日も民謡ショー(正午)や陶芸・絵画の作品展示とともに、地場産の新鮮な農水産物や加工品をお手ごろ価格で提供する「江差朝市・新鮮組― 北のめぐみ愛食フェア2009」が開かれる。イベントは午前10時―午後3時。町会所会館(中歌町76)では、木工や陶芸などの職人芸を体験できる「体験・実演 江差手ほどき工房館」も開催。街道に隣接する江差追分会館(中歌町193)でも、江差追分と郷土芸能の実演を行う。
提供 - 函館新聞社
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