平和への思い 歌に込め 愛ラブ9条フェス
憲法記念日(5月3日)にちなみ、憲法9条や平和について考える「愛ラブ9条フェスティバル2009」(実行委主催)が2日、函館市公民館(青柳町)で始まった。全国で平和をテーマに活動するソプラノ歌手、森田留美さんの「9条・命の輝き」コンサートなどが開かれ、約200人が訪れた。
この日は道教育大函館校モダンダンスクラブのステージ「挑戦への道標」で幕開け。メンバーが若さあふれる情熱的なダンスを発表した。
森田さんは、被爆者で詩人として知られる栗原貞子さんの詩「ヒロシマというとき」「生ましめんかな」に曲を付け、ピアノで即興弾き歌いを披露。絵本「戦争のつくりかた」の文章をスクリーンに映し、ピアノ弾き歌いで反戦を訴えた。
伸びやかな澄んだ歌声で「アヴェマリア」などを情感たっぷりに歌い、観客を魅了。市内上湯川町から訪れた男性(72)は「戦争をしてはいけないという熱い思いが伝わってきた」と話していた。
2日目の3日は市地域交流まちづくりセンター(末広町4)で午前10時から午後4時まで、「9条平和ライブ」が開かれる。入場料500円。1部(午前10時から)は合唱や落語、2部(午後1時から)はNPO南北海道自然エネルギープロジェクト代表のピーター・ハウレットさんの記念講演、とみいたえこさんのコンサートなどを企画。映画・アニメ上映(正午から)、9条グッズ販売やフリーマーケットなども行われる。
提供 - 函館新聞社
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