地域とのつながり広げて…まちづくりセンターに移住者サロン
函館に移住した人たちへの情報発信や交流を広げる「移住者サポートセンター」が1日、函館市末広町4の市地域交流まちづくりセンターに開設された。自身も移住者という同センター職員の佐久間正昭さん(58)が常駐し、移住者が培った技能を生かせる場の紹介やさまざまな相談に応じる。
市の委託事業で、本年度から始まった。同センター3階に「ラブ里(リ)ーはこだて」と称したサロンとデスクを設置し、移住者が地域の活動に参加しながら横の広がりをつくっていくことを支援する。
情報発信として、大型連休明けに「ラブ里ーはこだて」のホームページを開設し、メールマガジンの配信も始める。23日午後2時からは同センターで移住者交流会を開き、移り住んだ人と支援者が自由に語り合い、函館暮らしを応援する。移住者フォーラムの開催も計画している。
佐久間さんは全国を転勤して歩き、1995年に神奈川県から函館に移り住んだ。「移住者は最初の2、3カ月は観光客の気分だが、その後は生活の不安などの現実問題に直面する。培った技能を発揮したくても活動の場が分からないことが多い。そうした不安や要望に応えるサロンにしたい」と語る。
まちづくりセンターは市民活動や交流の拠点。センターの機能を活用しながら移住者が語り合い、充実した新生活を送ることができるよう、支援していく。サロンの利用は無料で、自由な来場を呼びかけている。
佐久間さんは正午から午後8時まで同センターに常駐している。問い合わせは同センターTEL0138・22・9700。
提供 - 函館新聞社
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