帯広出身の松村さんが2日に豚丼専門店オープン
帯広市内で洋服のセレクトショップ「マグネティックモンスター」を営む松村幸司朗さん(38)が5月2日午前10時、函館朝市(函館市若松町)に十勝豚丼の専門店「ポルコ」をオープンさせる。十勝の名に恥じない味を提供しようと厳選した豚肉を帯広から取り寄せ、「函館市民にも十勝の豚丼のおいしさを知ってもらいたい」と意気込みを見せる。
松村さんは帯広市出身。高校時代から自分の店を持つのが夢だった。催事派遣業者に登録し、道内各地で古着を売っていたところ、函館のデパートで常設出店を依頼され、これを機に2002年、函館市内に古着屋を開店した。
函館での生活で十勝の豚丼の味が恋しくなり、「誰も豚丼専門店をやらないならやりたい」と出店を決意。「自分が食べたかった」のが一番の理由だが、函館では十勝ほど豚丼が認知されていないため、ふるさとの味を広めたいとの思いもあった。店名の「ポルコ」はイタリア語などで「豚」を意味する。
幼いころ親せきを訪ねて来た記憶がある函館の大門地区の雰囲気が好きで、松村さんは「出店するなら季節に関係なく活気ある朝市」と決めていた。地元客や朝市関係者にも味わってもらおうと、持ち帰り用も販売する。
豚肉はあちこち食べ歩いてたどり着いたという「十勝でしか手に入らない、牛肉のようなさしが入ったロース肉」(松村さん)を使用。小料理店で働いていた亡き母からアドバイスを受けて考案した自家製ダレで、「飽きずにしょっちゅう食べられる味」に仕上げたという。
メニューは特選豚丼980円、極上特選豚丼1280円、ハーフ特選豚丼780円の3種類で、いずれもみそ汁、漬け物付き。持ち帰り用はみそ汁無しで各100円増し。タレと塩の2種類の味を選べる。十勝管内鹿追町の牧場併設のカフェ「カントリーホーム風景」のソフトクリームも販売する。ゴールデンウイーク中(6日まで)は午前7時―同3時。定休日、7日以降の営業時間は未定。問い合わせは同店TEL0138・84・5588。
提供 - 函館新聞社
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