自衛隊で“観桜駐屯地一般開放”

 陸上自衛隊函館駐屯地(函館市広野町6)は30日、構内にあるサクラを楽しんでもらおうと“観桜駐屯地一般開放”を行った。26日の寒さの影響でソメイヨシノなどのサクラは満開でなかったが、訪れた人たちは珍しい場所での花見を楽しんだ。

 周辺の道路からサクラを見ていた市民から観桜の要望があったことや、自衛隊への関心を高め、理解を深めてもらおうと初めて企画。正門から伸びる約500メートルの道路のうち、約200メートルを開放。夜には投光機でライトアップし夜桜を演出した。

 構内には1950年の開設時から約260本のサクラがあり、例年の開花日や見ごろの日を考慮してこの日に開いたが、直前に冬に逆戻りした寒さに見舞われ、花は三分咲き程度。友人同士で訪れという女性は「正門に入る時に緊張したが、隊員が明るくあいさつしてくれたので気持ちが和んだ。構内を歩くのは初めて。今年は満開で花見にはならなかったが、来年以降も続けてほしい」と話していた。

 このほか、駐屯地資料館と売店も開放され、貴重な資料に興味深そうに見入る人もいた。同駐屯地の清水薫広報室長は「隊員がサクラの手入れをし、来年も市民を迎えたいと思っているが、開催は未定。行うとすれば訓練車両の紹介など、自衛隊を知ってもらえる機会にしたい」と話していた。

update 2009/5/1 09:19
提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです