SL函館大沼号が今季の運行開始

 ゴールデンウイークが本番を迎えた「昭和の日」の29日、函館市内は好天に恵まれ初夏並みの陽気となり、行楽地などで本格的な観光シーズンが幕を開けた。函館―森駅間を結ぶ蒸気機関車「SL函館大沼号」が今シーズンの運行を始め、行楽地なども大勢の家族連れや花見客でにぎわった。

 この日の道南の最高気温は木古内町の17・4度が最も高く、函館15・7度、北斗14・9度、八雲14・7度、松前12・8度などと6月上旬から5月上旬並みの暖かさとなった。

 JR函館駅で行われたSLの出発セレモニーで、松原光雄駅長は「開港150周年を機に北海道の玄関口である函館に多くのお客様を迎えたい」とあいさつ。対面ホームでは函館開港150周年記念のシンボルマークをあしらった特急列車もお披露目された。

 出発前には函館共愛会保育園の園児約20人が童謡「汽車ポッポ」を合唱したほか、「箱館五稜郭祭」の実行委メンバーも衣装姿で駆け付け、祝砲を放った。カメラを構えた鉄道ファンらが見守る中、SLは黒煙を噴き上げながら、満席の224人を乗せてゆっくりと出発した。

 同園の伊波大河君(5)は「この日をずっと楽しみにしていた。SLを運転してみたい」と大はしゃぎだった。SL函館大沼号は、大型連休中は5月6日まで毎日1往復運行する。全席指定で、30日と5月1、6日以外はほぼ満席という。

update 2009/4/30 15:20
提供 - 函館新聞社


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