「函病の改革評価委」設立
赤字となっている函館市立3病院の経営改善を目指し策定した「函館市病院事業改革プラン」の評価・点検を行う「函館市病院事業経営改革評価委員会」が28日設立し、市立函館病院で初回の委員会を開催した。委員長に公立はこだて未来大学副理事長で教授の岩田州夫氏を専任。本年度の具体的な行動や時期を示したアクションプランや現状について事務局が説明し、運営方法について意見を出し合った。
同改革プランには2015年度までの収支目標などが盛り込まれている。委員会メンバーは、同病院関係者のほか、同プラン策定懇話会に参加した函館市医師会や恵山、南茅部地区の住民の代表、市の理事などで構成する。今後7、9月と来年2月に委員会を開催する。
岩田氏は、同プラン策定懇話会の座長としてこれまでもかかわってきた。あいさつでは「プランの適切な運営には初期段階からの行動とアクションチェックの繰り返しが大切。四半期ごとのチェックで適切な方法を見いだしたい」と決意を述べた。
病院局は、看護師確保や材料費削減、病棟再編など、本年度の具体的行動を示したアクションプランを説明。各委員からは「アクションプランに具体的な数値目標を示すことが必要」との意見があり、病院局は「直し次第報告したい」と回答し、取り組む考え。ほかに「診療科別のコスト分析を行うべき」との意見もあった。
提供 - 函館新聞社
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