豚インフル感染拡大…市民から問い合わせ 各保健所「安全」を強調
豚インフルエンザ感染拡大の懸念を受けて27日、市立函館保健所や渡島保健所の相談窓口には、市民から「豚肉を食べても大丈夫なのか」との相談が寄せられた。各保健所では豚肉からインフルエンザ感染の可能性がないことを説明。市内のスーパーなどでは、現在のところ豚肉の売り上げに影響は出ていないという。
市立函館保健所は26日に、渡島保健所は27日に窓口を開設。27日には両窓口ともに一般市民から、豚肉の安全性についての問い合わせがあった。市立函館保健所は「インフルエンザウイルスは生きている動物を介して感染するため、死んでいる状態の豚肉は大丈夫」とあらためて強調する。
畜産業者は事態を冷静に受け止める。3000頭の食用豚を飼育する山辺畜産(函館市亀田中野町)の山辺武悦社長は、「養豚業者では無菌豚に限らず豚の健康には気を付けている」と説明。養豚農場に対し衛生指導する渡島家畜保健衛生所は「養豚場はきちんと衛生管理されており、特定のウイルスがまん延することはない」と話す。ただ今回の件を受け、万が一異常があった場合には速やかに連絡するよう各業者に伝えたという。
市内のスーパーでは、豚肉買い控えなどの動きは見られない。道南ラルズは「肉の売れ行きや種類の割合には影響はなく、普段通り売れている」とし、グルメシティ北海道やコープさっぽろでも同様の状況だ。
渡島保健所の豚インフル相談窓口は、平日午前9時から午後5時半まではTEL0138・47・9541、平日午後5時半から9時までと土・日曜日、祝日の午前9時から午後5時半はTEL同47・9400。
提供 - 函館新聞社
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