ナッチャン7月復活へ 道運輸局に認可申請

 道南自動車フェリー(函館市港町3)は24日、昨年10月末で運航を休止した函館―青森間の高速船「ナッチャン」について、7月18日から9月30日までの間、期間限定で運航を再開するため、北海道運輸局函館支局に認可を申請した。早ければ5月中にも認可される見通し。

 同社は当初、大型連休前の4月下旬の運航再開を目指していたが、青函双方の漁業関係者との調整が難航。運航に伴う波の影響に配慮し、速度を落として函館―青森間の所要時間を就航当初より約1時間長い2時間45分に設定することで合意に達した。

 期間中は高速船2隻のうち昨年5月に就航した「ナッチャンWorld(ワールド)」を使用。運航ダイヤは7月18日―31日と、8月24日―9月30日が一日1往復2便、繁忙期の8月1日―23日は一日2往復4便運航する。船員数を減らしてコスト削減を図るため、定員は従来より4割以上少ない450人。

 所要時間の延長や船内サービスの簡素化に伴い、料金は従来より最大で約30%引き下げる。エコノミーが大人片道4000円、上位クラスのエグゼクティブが同7000円で、ETC(自動料金収受システム)搭載車などの需要を見込む乗用車も1台当たり従来の2万3000円から2万1000円に値下げする。

 函館市は20日付で同社に早期の運航再開を求める要望書を提出していて、港湾空港部は「今年は開港150周年や青函ツインシティ20周年の節目を迎えるため、観光振興への期待も大きい」と歓迎。同社は「運休後に利用客から復活を望む声を多くいただいた。地域への貢献や活性化につなげたい」としている。

update 2009/4/25 13:54
提供 - 函館新聞社


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