桧山管内7町、ラスパイレス指数92%

 【江差】桧山管内7町では2008年度、町職員の給与水準を示す「ラスパイレス指数」は、7町平均で前年度比0・4ポイント増の92%だった。管内では、財政難の影響で同指数の低下傾向が続いており、04年度以降の過去5年間でわずかながらも上昇に転じたのは今回が初めて。

 同指数は、地方公務員の給与額を、同等の職種や経歴に当たる国家公務員の給与額を100として比較・算出する。08年度の管内平均は92%。全道町村平均の95・1%を3・1ポイント下回った。08年度の全道市平均は93・9%。全道市町村平均は94・9%。道職員は92・6%、札幌市職員は100・1%だった。

 08年度の同指数を町別に見ると、江差町91・7%(対前年度比1・0ポイント減)、上ノ国町90・8%(増減無し)、厚沢部町93・3%(同0・4ポイント減)、乙部町93・1%(同1ポイント増)、今金町95・8%(同0・64ポイント増)、せたな町91・7%(同0・37ポイント減)だった。

 奥尻町は、管内で唯一90%台を割り込む87・5%(同2・0ポイント増)だった。道内で90%を下回ったのは20市町村あり、道南では奥尻、鹿部、松前の3町。財政破たんした夕張市は68・6%、深刻な財政難に陥る赤平市は75・5%、歌志内は76・0%だった。

 管内7町平均の同指数は、2000年度前後から減少傾向が続いている。過去5年間の推移を見ると、04年度は93・4%、05年度92・5%、06年度92・1%。07年度91・6%と減少している。ピーク時の01年度には101・5%と、全道町村平均を大幅に上回った江差町も、04―05年度の職員給与削減の影響で同比率が低下。01年度と08年度を比較すると、9・8ポイントもの減少率となっている。

update 2009/4/24 13:59
提供 - 函館新聞社


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