歩み、功績 もっと伝えたい…益田喜頓さん生誕100年記念事業の日程など確認
今年生誕100年を迎えた函館出身の喜劇俳優、故益田喜頓さん(享年84)の記念事業を実施する実行委員会(委員長・金山正智市文化・スポーツ振興財団理事長)の第3回総会が22日、函館市民会館で開かれた。益田さん原作の市民ミュージカル「案山子(かかし)物語」の函館公演をはじめ、各種行事の日程が承認されたほか、完成したポスターを23日から周知することなども確認。金山委員長は「喜頓さんのイメージが伝わる素晴らしいポスターができた。函館が生んだエンターテイナーの足跡を振り返ると共に、その多彩な姿を楽しんでほしい」とPRしている。
函館市栄誉賞第1号受賞者でもある喜頓さんの数々の功績をたたえ、広く一般にしのんでもらうことなどを目的に2007年11月、市や文化団体など9機関・団体で実行委が発足。事業計画が決定した昨年6月からミュージカル出演者を一般公募し、集まった市民らへダンスレッスンが8月からスタート。今年2月には配役も決まり、メンバーは現在週3回の本格的なけいこに励んでいる。
函館市民会館を主会場とした記念事業は、8月23日の函館公演(昼夜2回)、9月1―8日の8日間の展示会「喜頓メモリアル・アラカルト」、同5、6日の映画会「喜頓シネマ上映会」、同20日の浅草公演(昼夜2回)。11月中旬には関係者を集めた交流会「喜頓さんを偲ぶ会」も開く予定だ。
案山子物語は愛と平和をテーマに、「じっちゃんかかし」と孫娘の「ペコ」が台風に乗って世界中を巡り、そこで出会った人たちと交流を深める物語。これまで函館で2回、札幌で1回上演され好評を博した。
総会では各種イベントの進ちょく状況やスケジュールなどを確認。ダンス指導を務める函館ミュージカル劇場運営委員の島崎啓子さんは「素人の人が大半で時間はかかっているが、目に見えて上達している」と出演者の成長ぶりを報告。金山委員長は「事業を何としても成功させたい。一致団結して頑張ろう」と呼び掛けた。
公演チケットは5月中旬にも販売開始する予定。
提供 - 函館新聞社
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