ユジノ便一時運休へ…22日から
サハリン航空(ロシア・ユジノサハリンクス)が運航する函館―ユジノサハリンクス間の定期便が22日から5月6日まで一時運休することが21日までに分った。6日以降も予約状況に応じた運航になる見通しで、定期便としての維持が難しい状況となっている。4月22日に同航空の幹部らが函館市役所を訪れることになっており、同市は「運航継続を求める姿勢に変わりはないが、同航空側との説明を聞いてから対応していきたい」と困惑している。
日本地区総販売代理店UTSエアサービス(札幌市)によると、同航空は定期便を22日、29日、5月6日を運休し、6日以降については一定以上の予約がなければ運航しないと申し出たという。
4月21日までに函館市には正式な連絡はなく、港湾空港部空港課が同社や関係機関に問い合わせをし、運休を確認した。
谷沢広副市長は「サハリン便は市にとって有益な便で経済効果も期待できる。失うことは痛手」としている。
22日に同航空の幹部との面会では、運休に至った経緯や今後の運航方針の説明のほか、財政支援も想定されるが、市としては財政状況や他社との公平性から経済支援は難しい状況。
現在、函館―ユジノサハリンクス線の運航は週1往復。市によると、2008年度は101便が運航し、乗降客数2785人、搭乗率25・5%と低迷。ウラジオストク航空が昨年から成田ユジノサハリンクス間の定期チャーター便を始めたことなども影響を及ぼしている。
提供 - 函館新聞社
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