西部地区を飲み歩く…「バル街」盛況
函館の旧市街地・西部地区の飲食店をスペインの「バル」に見立てて飲み歩くイベント「第11回函館西部地区バル街」(実行委主催)が19日、「2009世界料理学会inHAKODATE」(20、21日)のプレイベントを兼ねて行われた。11回目の今回は初参加の奥尻町など、過去最多となる64店が出店し、市民や観光客がはしご酒を楽しんだ。これに伴った様々なイベントも同地区周辺で開かれ、休日の西部地区は大勢の人出でにぎわった。
昨年10月にワイン工場が完成したばかりの「奥尻ワイナリー」は「ラコンチャ」(末広町)の店舗を借りて出店した。午後5時半の開店を待ちきれない人で行列ができ、急きょ30分前倒してオープン。奥尻島のブドウで作った白ワインの「シャルドネ2007」と奥尻ほっけを使ったピンチョー(つまみ)と、料理もお酒も“島育ち”の品を提供した。
立ち寄った市内の大場誠司さん(46)は「ブドウの味が濃厚で飲み応えがある。料理もさっぱりしておいしい」と満足した様子。奥尻町役場商工観光課の満島章さんは「函館の人に直接PRできる機会は少ないので、これだけ多くの人が来てくれてうれしい」と話していた。
アクロス十字街前では、深谷宏治実行委員長が切り分けた生ハムやパン、赤ワインなどを振る舞われ、一時は300人以上が長蛇の列を作った。上川管内美瑛町からバル街のために来函した自営業三浦大輔さん(34)は「前回食べられなかった生ハムを味わえてよかった。あと10軒ははしご酒するつもり」と、少し赤みがかった笑顔で話していた。
提供 - 函館新聞社
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