大腸がんの治療法を紹介…市民健康教室
第26回市民健康教室「大腸がんについて」(函館市医師会、市立函館保健所主催)が18日、函館市民会館で開かれた。同市内の総合病院などに勤める医師5人が、大腸がんの先進的な治療法などを実例、映像を交えて紹介した。
1977年から毎回テーマを決めて開催している。この日は約300人の市民が来場した。
函館五稜郭病院の診療部長兼消化器内科科長の矢和田敦医師は「大腸がんの概念、疫学、診断」を伝えた。大腸の構造やがん化する仕組みについて説明し、「ポリープががんとなる場合も、突然がんになる『デノボ』の場合も、遺伝子の変化が原因となる」と話し、「大腸がんが近年日本で増加する原因は食の欧米化にあると考えられる」として食生活の改善を勧めた。
函館協会病院副院長の榮浪克也医師は、早期がんに限られる治療法として、肛(こう)門から挿入する内視鏡を使った手術方法を紹介。電気メスのような道具を使ってポリープを切る様子を映像で見せ、「粘膜のみの早期の場合は転移の可能性も低いが、自覚症状がないため検査を受けるなどし、早期発見・治療を」と呼び掛けた。
提供 - 函館新聞社
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