サハリン航空 ユジノ線支援要請

 函館―ユジノサハリンスク線を運航するサハリン航空(ロシア・ユジノサハリンスク)から函館市へ16日、「経営状態が厳しいため支援を要請したい」とする連絡が入った。サハリン航空本社から来週、担当者が市を訪問する予定で、市は情報収集と日程の調整を進めている。

 サハリン航空函館支店から市空港課に連絡があった。情報収集中だが、ユジノ線は10年ほど前に廃止問題が浮上したことがあり、今回も存続問題に発展する可能性もある。サハリン航空の要請は財政支援が想定されるが、財源問題のほか、大韓航空のソウル便など他路線もあることから、難しいとみられる。

 函館―ユジノ線は1994年4月、函館空港初の国際定期便として就航した。同課によると、36人乗りの双発プロペラ機が週2往復し、搭乗率は98年度の73・5%が最高。2007年1月から108人乗りのジェット機に変更し、機材の大型化で事実上、週1往復となり、07年度の搭乗率は29・0%、08年度は28・3%と低迷している。

 予定では本年度の早い時期に約50人乗りの双発プロペラ機に変更し、週2往復に戻ることが期待されていた。

 函館空港の定期路線では昨年11月から日本航空が関西空港便を運休しているほか、今月に入ってエアーニッポンネットワークが丘珠便5往復を新千歳に移行する考えを市などに伝えている。

update 2009/4/17 13:38
提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです