期間中の死亡事故1件 春の交通安全運動まとめ

 道警函館方面本部は16日、春の全国交通安全運動(6―15日)期間中の管内で発生した交通事故状況をまとめた。期間中の死亡事故は、厚沢部町の国道で15日、79歳男性運転の乗用車が街路灯に衝突する単独事故を起こし、同乗者の75歳女性が死亡した事故の1件。人身事故の発生件数は前年同期比2件増の44件だった。事故形態をみると、前方不注意など「うっかり・ぼんやり型」の事故が多くみられた。

 道内全体では、前年同期比53件増の472件で、死者は同6人増の7人で、新潟、茨城県と並んで全国で最も多かった。7人のうち6人が高齢者で、運転者が3人、同乗者が2人となっている。

 管内の事故形態別では、車両同士が25件、自転車対車が10件、歩行者対車が7件、車両単独が2件。車両同士では追突が15件、出合い頭が4件など。事故原因として、交差点などでの安全確認を怠ったものが18件、前方不注意が13件など、安全運転義務違反となるケースが8割を占めた。

 期間中、飲酒運転での逮捕者は3人。6月の道交法改正では、飲酒運転がらみの違反に対する罰則が強化され、酒酔い運転で摘発された場合、免許の欠格期間が3年間となるほか、酒気帯び運転でも呼気1リットルあたり0・25ミリグラム以上アルコール濃度が検出された場合は免許取り消しの対象となる。

 大型連休期間中は花見に伴う飲酒や行楽地への長距離ドライブの機会が増える。同本部交通課は、交差点や高齢者の事故防止対策、シートベルト・チャイルドシート着用の徹底、飲酒運転根絶などの各取り締まりを強化する方針。

update 2009/4/17 13:37
提供 - 函館新聞社


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