振り込め被害防げ…金融機関などで警戒

 依然として被害が相次ぐ振り込め詐欺を防ごうと、函館中央署、函館西署は15日、管内の金融機関などで特別警戒活動を実施した。道警函館方面本部生活安全課によると、14日現在、管内の振り込め詐欺発生は前年同期比6件減の5件、被害額は同約2036万円減の約425万円で減少傾向にある。この日は、年金支給日に当たることや、道南でも定額給付金の支給手続きが開始されていることから、市民に被害防止を呼び掛けた。

 函館中央署では、署員と警友会函館中央支部の会員計約30人が出動式の後、市内金融機関の現金自動預払機(ATM)周辺で警戒活動を実施。このうち、函館市本町の北洋銀行五稜郭支店では、制服姿の署員がチラシを配布し、「いろいろな手口があるので覚えてほしい」などと話しかけていた。

 元銀行員という市内五稜郭町の男性(74)は「家では以前にもらったチラシを冷蔵庫に張って、妻にも注意をするように話している。『私は被害に遭わない』と思っている人でもだまされているので気を付けたい」と話していた。

 一方、函館西署は、市内若松町のJR函館駅前広場で街頭啓発キャンペーンを展開。警友会函館西支部会員や函館西防犯協会などのボランティア約40人が参加した。同署管内では、3月に定額給付金の手続き代行を装う不審者情報もあり、新たな手口として警戒を強めている。署員らは、道行く市民にポケットティッシュを配布し、注意を喚起した。

update 2009/4/16 14:18
提供 - 函館新聞社


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