情報集めアイデア提案…「アンテナ職員」任命式

 函館市が本年度からスタートする予算措置を伴わない新事業「アンテナ職員制度」で、アンテナ職員として応募した職員15人への委嘱状交付式が10日、函館市役所で行われた。西尾正範市長は「常識に縛られず、新しい視点からの考えを期待している」と呼びかけた。

 同制度は意欲ある職員を募り、年間10人程度を「アンテナ職員」として任命。この職員が得た情報などを元に直接市長に報告、事業提案などをすることで、埋もれがちなアイデアを行政運営に生かす。任期は1年間で、基本的に再任はしない方針。具体的な活動としては、年間1回以上、意見交換を兼ねた市長との昼食会を予定するほか、アンテナ職員同士の意見交換会を不定期で開催する。

 報告や提案は封書で秘書課を通して直接市長に渡され、(1)事業化(2)詳細調査(3)保留(4)却下―のいずれかとなる。事業化などが見込まれる場合、副市長ら幹部職員で構成する庁内会議「都市経営会議」に提案する。

 15人は、総務や財務、福祉、土木など各部のほか、戸井支所や水道局、交通局、教育委員会などから集まった28―46歳の職員。任命式で西尾市長は、一人一人に任命書を手渡し「よろしくお願いします」と言って固い握手を交わした。

 任命された職員は抱負として、「自分のためにもなると考え、参加した」「生活の中で見落としていることに興味を持ちたい」「頭を柔らかくして業務に貢献したい」などと述べた。

update 2009/4/11 12:51
提供 - 函館新聞社


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