介護福祉士合格者・大妻高 全国一…昨年度卒業生

 函館大妻高校(外山茂樹校長)福祉科の昨年度卒業生が、第21回介護福祉士国家試験で、団体受験した全国の福祉系高校で最多の合格者数となった。同校受験生63人中57人が合格し、合格率も90・5%と高く、関係者を喜ばせている。

 介護福祉士は高齢者や障害者の介護を行ったり、家族などの介護者に指導や助言をするための国家資格。同校では福祉科が創設された1989年から毎年同科3年生全員が受験しており、卒業生延べ761人中、有資格者は694人を数える。

 昨年度も3年生が受験勉強や技術講習会に励み、1月後半に筆記試験に臨んだ。今回の全国受験者は13万830人で合格率は52%。このうち高校生は8487人、合格率は56・3%だった。

 卒業生の半数以上は主に市内の老人介護施設などで勤務している。函館市中島町の函館共愛会愛泉寮で、卒業生の越崎香さんと共に勤める木村栞さん(18)は「冬休みに毎日学校で勉強して大変だったけど、クラスに一体感があって楽しかった」と振り返り、小田中佳苗さん(18)も「合格は信じられなかった。利用者に信頼されるような介護士になりたい」と語る。

 指導に当たった担当の畔田(くろだ)かおり教諭(40)は「全員合格を目指してきたので不合格者が出たのが残念。今後も生徒と団結して取り組みたい」と話し、外山校長は「合格者数の多さは3年間担当教員と生徒が一致協力した結果」と喜んでいる。

update 2009/4/10 12:40
提供 - 函館新聞社


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