知内にヘラサギ飛来

 【知内】知内町の水田で7日、トキ科のヘラサギ1羽が羽を休めているのが見られた。先端が黄色いしゃもじのようなくちばしを持つ姿に町民は「あんな鳥は見たことがない。春の風を浴びて優雅に飛ぶ姿はトキそのものだ」と驚きの声を上げ、カラスも珍鳥に近づき見物している。

 沼地がある重内地区に飛来。同町小谷石の住職、佐藤暁樹さん(53)が5日午後2時半ごろ、探鳥中に見つけた。「とにかくびっくりした。すぐに図鑑で調べた」と振り返る。

 ヘラサギは純白の姿で後頭部に飾り羽がある。モンゴルや中国で繁殖し、渡りの途中で群れから離れたものと思われる。道南では1998年8月に江差町で初確認されているが知内では前例がない。

 日本野鳥の会函館支部の有馬健二支部長(80)は「まれに九州に渡来するが、北海道まで飛んでくることはめったにない。暖かくなってから無事に大陸に戻れることを願う」と話している。

update 2009/4/8 13:21
提供 - 函館新聞社


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