魅力的な街並み楽しんで…「松前藩屋敷」今季営業スタート
【松前】松前町西館68の観光施設「松前藩屋敷」で5日、今季営業が始まった。親子連れらの観光客が訪れ、城下町を再現した建物が並ぶ敷地内で記念撮影に興じる場面が多く見られた。
午前10時に正門前で安全祈願祭を実施。管理、運営する松前観光協会(疋田清美会長)の職員や前田一男町長らが玉ぐしを捧げるなどし、今季の無事と観光振興を祈った。
今年も営業初日は無料開放とし、大鍋で煮込んだ豚汁200食も振る舞われた。同協会女性部のメンバーが早朝に仕込み作業をし、「いいだしだからおいしいよ!たくさんお代わりしてください」と来場者と交流を深めた。
家族4人で来場した函館湯川小6年生の岩上寿哉斗(じゅきと)君(11)は「初めて来たけれど、街並みが面白くて江戸時代にタイムスリップした気分になった」と笑顔だった。
同施設駐車場北側には松前出身の書家金子鷗亭(1906―2001年)の作品などを刻んだ石碑(高さ、幅ともに3―4メートル)84基が並ぶ石碑公園「北鷗碑林(ほくおうひりん)」(昨秋オープン)がある。藩屋敷では、この石碑にちなんだ拓本づくりを体験することができる。
疋田会長は「今年は体験観光に力を入れる。美しい景色に加え、魅力的な文化を肌で体感してもらいたい」と声を弾ませていた。
午前9時―午後5時(最終入館は同4時半)。入場料は大人350円、中学生以下230円。10月末まで。
問い合わせは同協会TEL0139・42・2726。
提供 - 函館新聞社
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