西洋の名画83点…道立函館美術館で絵画展

 西洋の伝統美術を紹介する「山寺 後藤美術館所蔵 ヨーロッパ絵画の輝き〜ロココの華・バルビゾンの田園〜」(道立函館美術館など主催)が4日、函館市五稜郭町37の同美術館で開幕した。山形県出身の実業家、後藤季次郎氏が長年にわたり収集したコローやミレーの油彩画など83点の名画が展示されている。5月24日まで。

 史跡名勝の地、山形市山寺に所在する「山寺 後藤美術館」のコレクションから、18〜19世紀のヨーロッパ絵画の秀作を展示した。同美術館での本格的な西洋絵画展は2005年以来となる。

 会場は「宮廷絵画からアカデミズムへ」「バルビゾン派とその周辺」「ヨーロッパ諸国の絵画」の3部構成となっている。ナティエやブーシェ、ロイスダールなどをはじめとする、西洋美術史を華麗に彩る巨匠たちの作品が並び、隆盛を誇ったヨーロッパ絵画を堪能できる。訪れた市内の鈴木敏代さん(71)は「展示作品はどれも描写が素晴らしく、数も多くて見応えがある」と話し、札幌の美大生福田由依さん(21)は「時代や場所によって作風の違いが感じられて楽しめる」と名画に見入っていた。

 これに先立ち、この日は関係者ら約70人を招いて同展の開会式が開かれ、午後には展示作品にまつわるビデオ上映が行われた。初日は215人が来館した。

 観覧料は一般1000円、高校、大学生600円、小中学生300円。午前9時半―午後5時(入場は午後4時半まで)。会期中は11日に美術映画上映会、18日は同展のギャラリーツアーなど多彩なイベントが行われる。問い合わせは同美術館TEL0138・56・6311。

update 2009/4/5 11:02
提供 - 函館新聞社


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