鳴海さん、コンブの大吊り橋をそば店に寄贈
【福島】特産の養殖マコンブを材料に、新幹線などの模型を作っている福島町日向460の鉄工所社長、鳴海健児さん(69)が4日、「福島町千軒大吊(つ)り橋構想」を題材にした作品を同町千軒のそば店「千軒そば」に寄贈した。早速店内に飾られ、来客の目を楽しませている。
同構想は豊かな自然を生かした吊り橋の設置で観光振興を図り、広域的な地域活性化を目指す。福島町千軒地域活性化実行委(三浦勇会長)が発案し、各地で講演会が開かれ、反響を呼んでいる。
「コンブ細工職人」の愛称を持つ鳴海さんが「ぜひ協力したい」と同店に寄贈を申し出た。「千軒よろこんぶ大吊橋」と名づけ、長さ1・2メートル、高さ70センチの“橋”に大千軒岳をかたどった“山”もある。ほら穴もあり、ひもを引くとヒグマ人形が出前そばを持って顔を出す。
千軒在住でまちおこしに励む笹島義広さん(73)と相談し、20日間かけて制作。江戸時代に砂金掘りで栄えた様子を伝えようと、知内川に見立てた場所には、コンブ独特の黄金色が輝く。
江差町の祖父と来店した札幌市の奥山麗翔(れいか)さん(11)、舞翔(まいか)さん(10)姉妹は「コンブの色がきれい。クマのおもちゃが面白い」と笑顔を見せていた。
同店営業は水・木・土・日の午前11時半―午後2時半。28―5月10日までは無休。
提供 - 函館新聞社
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